促進耐候試験機/耐候試験/耐候試験台
塗料用語において、”i)塗料、塗膜の試験及び試験用機器”に分類されている用語のうち、『促進耐候試験機』、『耐候試験』、『耐候試験台』のJIS規格における定義その他について。
塗料・塗膜・顔料・溶剤などの種類や性質、塗装の塗り方、素地調整、乾燥方法など、塗料工業において用いられる主な用語として、塗料用語(JIS K 5500)において、”i)塗料、塗膜の試験及び試験用機器”に分類されている塗料用語には、以下の、『促進耐候試験機』、『耐候試験』、『耐候試験台』などの用語が定義されています。
塗料用語(JIS K 5500)
⇒【 i)塗料、塗膜の試験及び試験用機器 】
分類: 塗料用語 > i)塗料、塗膜の試験及び試験用機器
番号: 3419
用語: 促進耐候試験機
定義:
促進耐候性を試験する機械。
各種の形式のうち、アトラス形が最も広く使われている。
炭素アーク灯を2個用いて特定波長分布の光を発生させて塗膜に照射し、更に120分間照射中に102分間隔で18分間ずつ水の霧を吹き付ける。
Weather-O-meter は、アトラス会社の商標。
このほかに光源としてキセノンランプ、紫外線蛍光ランプを用いるものなどがある。
JIS K 5600-7-7、JIS K 5600-7-8 参照。
対応英語(参考):
acclerated weathering machine
分類: 塗料用語 > i)塗料、塗膜の試験及び試験用機器
番号: 3420
用語: 耐候試験
定義:
塗膜の耐候性を調べる試験。
JIS K 5600-7-6 参照。(※1)
対応英語(参考):
weathering test
分類: 塗料用語 > i)塗料、塗膜の試験及び試験用機器
番号: 3421
用語: 耐候試験台
定義:
塗膜の耐候性を試験するために、塗装試験片を取り付けてさらす台。
塗膜が太陽光にできるだけ直面することが望ましい。
自動的に直面するようにしたものもある。
固定式のものは、台が正南向きで、塗面が上向きに傾いている。
JIS K 5600-7-6 では、水平面との傾きが45度と定めている。
対応英語(参考):
exposure rack
(※1)
JIS K 5600-7-6 は、以下のJIS規格になります。
JIS K 5600-7-6
塗料一般試験方法−第7部:塗膜の長期耐久性−第6節:屋外暴露耐候性
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