化学的前処理/ガソリン研ぎ/カッティングイン
塗料用語において、”g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器”に分類されている用語のうち、『化学的前処理』、『ガソリン研ぎ』、『カッティングイン』のJIS規格における定義その他について。
塗料・塗膜・顔料・溶剤などの種類や性質、塗装の塗り方、素地調整、乾燥方法など、塗料工業において用いられる主な用語として、塗料用語(JIS K 5500)において、”g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器”に分類されている塗料用語には、以下の、『化学的前処理』、『ガソリン研ぎ』、『カッティングイン』などの用語が定義されています。
塗料用語(JIS K 5500)
⇒【 g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器 】
分類: 塗料用語 > g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器
番号: 3010
用語: 化学的前処理
定義:
塗料の塗装前に表面に施されるすべての化学的方法をいう一般用語。
備考:
例えば、クロメート処理(※1)、りん酸塩処理(※2)の項参照。
対応英語(参考):
chemical pretreatment
分類: 塗料用語 > g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器
番号: 3011
用語: ガソリン研ぎ
定義:
塗膜にガソリンを付けながら研磨材で研ぐ方法。
対応英語(参考):
wet sanding with gasoline
分類: 塗料用語 > g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器
番号: 3012
用語: カッティングイン
定義:
あらかじめ決めた線まで塗料をはけで塗装する方法。
備考:
ガラスを汚さずに窓枠に塗料を塗装することが一つの例である。
対応英語(参考):
cutting-in
(※1)
クロメート処理(クロム酸塩処理)とは、通常クロム酸及び/またはクロム酸塩からなる溶液を用いて行うある種の金属表面の化学的前処理のことです。
(※2)
りん酸処理(りん酸塩処理又はりん酸塩化成処理)とは、りん酸及び可溶性りん酸塩を主体とする水溶液で金属を処理し、その表面に不溶性のりん酸塩化成皮膜を作る表面処理方法のことです。
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