陽極処理(陽極酸化処理),陽極酸化法/理論的塗り面積,理論的塗り坪
塗料用語において、”g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器”に分類されている用語のうち、『陽極処理(陽極酸化処理),陽極酸化法』、『理論的塗り面積,理論的塗り坪』のJIS規格における定義その他について。
塗料・塗膜・顔料・溶剤などの種類や性質、塗装の塗り方、素地調整、乾燥方法など、塗料工業において用いられる主な用語として、塗料用語(JIS K 5500)において、”g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器”に分類されている塗料用語には、以下の、『陽極処理(陽極酸化処理),陽極酸化法』、『理論的塗り面積,理論的塗り坪』などの用語が定義されています。
塗料用語(JIS K 5500)
⇒【 g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器 】
分類: 塗料用語 > g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器
番号: 3087
用語: 陽極処理(陽極酸化処理),陽極酸化法(※1)
定義:
電解酸化工程によるアルミニウムの処理。
主に酸化アルミニウムからなる陽極被膜を生成して、その表面を変え、耐食性を改良する。
処理できる金属にはアルミニウムのほか、チタン、タンタル、マグネシウムなどがある。
金属の種類と電解質溶液(※2)の組合せによって、被膜は多孔質形か又はバリヤー形のどちらかになり、着色、塗装下地、耐摩耗性の改良、電解コンデンサーの作製などに広く利用されている。
対応英語(参考):
anodizing
分類: 塗料用語 > g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器
番号: 3088
用語: 理論的塗り面積,理論的塗り坪
定義:
不揮発分の容積から計算される塗り面積(塗り坪)。
対応英語(参考):
theoretical spreading rate
(※1)
陽極処理(陽極酸化処理)については、以下を参照ください。
アルミニウム表面処理
(※2)
電解質溶液とは、電解質を水などの溶媒に溶かした溶液のことです。
単に、電解液ともいいます。
[ 塗料用語 > 塗り方,塗装の素地調整,材料,機器 ]