フィリング,肌直し/フレーム処理,火炎処理
塗料用語において、”g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器”に分類されている用語のうち、『フィリング,肌直し』、『フレーム処理,火炎処理』のJIS規格における定義その他について。
塗料・塗膜・顔料・溶剤などの種類や性質、塗装の塗り方、素地調整、乾燥方法など、塗料工業において用いられる主な用語として、塗料用語(JIS K 5500)において、”g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器”に分類されている塗料用語には、以下の、『フィリング,肌直し』、『フレーム処理,火炎処理』などの用語が定義されています。
塗料用語(JIS K 5500)
⇒【 g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器 】
分類: 塗料用語 > g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器
番号: 3075
用語: フィリング,肌直し
定義:
平滑な表面を作るためにフィラー(※1)を塗付する操作。
備考:
BS 用語規格では、”filling”は、欠陥のある表面に適切なコンシステンシーの製品を塗付して、乾燥後研ぎ出して、塗装に適する平滑な表面んを作ることをいう。
対応英語(参考):
filling
分類: 塗料用語 > g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器
番号: 3076
用語: フレーム処理,火炎処理
定義:
塗料のぬれ及び塗膜の付着をよくするために、火炎によってプラスチック材料(ポリエチレンなど)の表面を酸化する前処理の方法。
対応英語(参考):
flame treatment
(※1)
フィラーとは、塗装の前に表面に小さな欠陥を除き、及び/又は平滑で均一な平面を作るために用いられるペースト状コンシステンシー(液体を変形するときに起こる力学的抵抗)をもつ製品のことです。
なお、フィラーという用語は体質顔料(使用するビヒクルに不溶のつぶ状又は粉状で、塗料・塗膜のある種の改質を目的として配合される、通常は屈折率が小さい顔料)と同義にも用いられます。
[ 塗料用語 > 塗り方,塗装の素地調整,材料,機器 ]