浸し塗り/拾い塗り/吹付け塗り/フェザーエッジング
塗料用語において、”g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器”に分類されている用語のうち、『浸し塗り』、『拾い塗り』、『吹付け塗り』、『フェザーエッジング』のJIS規格における定義その他について。
塗料・塗膜・顔料・溶剤などの種類や性質、塗装の塗り方、素地調整、乾燥方法など、塗料工業において用いられる主な用語として、塗料用語(JIS K 5500)において、”g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器”に分類されている塗料用語には、以下の、『浸し塗り』、『拾い塗り』、『吹付け塗り』、『フェザーエッジング』などの用語が定義されています。
塗料用語(JIS K 5500)
⇒【 g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器 】
分類: 塗料用語 > g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器
番号: 3067
用語: 浸し塗り
定義:
塗料を入れた槽の中に被塗物を浸した後引き上げる塗り方。
余分の塗料は滴下して除く。
対応英語(参考):
dipping,
dip coating,
immersion coating
分類: 塗料用語 > g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器
番号: 3068
用語: 拾い塗り
定義:
塗膜のきずの部分などを、部分的に塗って補修する方法。
対応英語(参考):
touch up,
bring forward
分類: 塗料用語 > g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器
番号: 3069
用語: 吹付け塗り
定義:
スプレーガン(※1)で塗料を微粒化して吹き付けながら塗る方法。
JIS K 5600-1-1 参照。
対応英語(参考):
spraying,
spray coating
分類: 塗料用語 > g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器
番号: 3070
用語: フェザーエッジング
定義:
通常、次の塗料を塗り重ねる前に、塗膜の縁を研磨して、その厚さを次第に薄くする操作。
例えば、補修塗りの前に、塗膜の損傷部のエッジに行う研磨操作など。
対応英語(参考):
feather edging
(※1)
スプレーガンとは、吹付け塗りに用いるピストル状の器具です。
圧縮空気を噴出し又は塗料自体を加圧して、塗料を霧状に噴出させて塗る。
塗料自体を加圧して、塗料を霧状に噴出させて塗るものをエアレススプレーガンといいます。
なお、スプレーガンについては、以下のJIS規格があります。
JIS B 9809
スプレーガン
この規格では、圧縮空気によって塗料を霧化し、被塗物に付着させて塗装する一般塗装用スプレーガンについて規定されています。
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