アニリン点/アルコール系溶剤
塗料用語において、”e)溶剤及びその性質”に分類されている用語のうち、『アニリン点』、『アルコール系溶剤』のJIS規格における定義その他について。
塗料・塗膜・顔料・溶剤などの種類や性質、塗装の塗り方、素地調整、乾燥方法など、塗料工業において用いられる主な用語として、塗料用語(JIS K 5500)において、”e)溶剤及びその性質”に分類されている塗料用語には、以下の、『アニリン点』、『アルコール系溶剤』などの用語が定義されています。
塗料用語(JIS K 5500)
⇒【 e)溶剤及びその性質 】
分類: 塗料用語 > e)溶剤及びその性質
番号: 2401
用語: アニリン点
定義:
炭化水素系溶剤の溶解性を表す数値の一種。
試料を等容積のアニリンと混合して冷やしたとき、互いに溶解し合えなくなって濁りが見え始めたときの温度で表す。
JIS K 2256(※1) 参照。
対応英語(参考):
aniline point
分類: 塗料用語 > e)溶剤及びその性質
番号: 2402
用語: アルコール系溶剤
定義:
溶剤として用いるアルコール類の総称。
エタノール、1-ブタノール、2-プロパノールなど。
対応英語(参考):
alcohols (solvent)
(※1)
JIS K 2256 は、以下のJIS規格になります。
JIS K 2256
石油製品−アニリン点及び混合アニリン点試験方法
この規格では、アニリン点及び混合アニリン点を測定する方法について規定されています。
混合アニリン点とは、アニリン2容、試料1容及びヘプタン1容が均一な溶液として存在する最低温度(アニリン、試料及びヘプタンとが完全に溶け合っている状態から温度を下げて両者が分離して濁りを生じる温度)のことです。